スヴャトスラフ・リョーリフ。 『ナガー』

この作品はそのホールの作品です。
 
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『ナガー』 

 

1930年代

47,5 х 42,5 cm

キャンバスでの油画

 

 

絵画『ナガー』は、スヴャトスラフ・リョーリフによってインドのクルー渓谷にて描かれた。クルー渓谷は西ヒマラヤの斜面に位置する現代インドのヒマーチャルプラデーシュ州にあり、彼はその中の小さな村の景色の一つを描いた。ナガーは、海抜約1200mのビース川の畔にあり、リョーリフの屋敷は、ナガーから少し上の山の斜面に建っている。

 

建物は絵画の上部4分の1に描かれており、屋根はキャンバスの枠を超えているのがこの作品の構図的な特徴である。狐色の険しい斜面が作品中央部を占めており、その麓から川の水が峡谷へと流れ出ている。

手前にはエメラルドの沿岸が描かれ、黄色く彩られた道や野道が岸辺から建物まで糸のように伸びている。それは人間の人生に、水の価値を示すための構想的な解決策である。

そして絵画全体は温かみのある色調で統一されている。黄金に光る太陽に照らされた建物の屋根や壁の深紅色が鑑賞者を惹きつける。インドの自然の豊かな色彩は、スヴャトスラフ・リョーリフが我々の目には見えない庶民の生活を伝えるために役に立った。

 

 

ロシア語からの翻訳者:

オレクサンドル・チスチャコフ

翻訳補助:

加藤 はる花

2021-22

 

 

 

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