ニコライ•リョーリフ。『キリストの兆し』

の作品はそのホールの作品です。

 

著作権者のサイト

 

 

 

『キリストの兆し』

1924年

74,0 x 117,8 cm

キャンバス上のテンペラ画

 

この絵は、ダライ・ラマが3年間住んでいたシッキムの「タライ・フォー・ブラング」という邸宅にて、ニコライ・リョーリフによって制作された。

 

画家は、自身のモノグラムの傍に作品の完成日(1924年3月24日)を記した。

この日の4年前に、ニコライやエレーナ・リョーリフは彼らの教師と協力し「生きる倫理」の創造を開始した。

 

この絵画は、人類の偉大な利他主義者であり大教師であるイエス・キリストに捧げられており、そして「生きる倫理」の教えの一段落を描いている。

 

「夜の交差点で先導者は道に迷いました。私(ロッスル・モリア)はキリストを探し、砂丘に座って月明かりに満ちた砂丘を眺めた時、ついに彼を見つけました。キリストは竹の杖を手に取り自身の足跡の周りを四角く囲みながら『実際は、人間の足で』と言いました。そして、手形を砂に写し、その写しも同じように四角く囲み、『実際は、人間の手で』と言いました。そしてキリストは2つの四角形の間に柱のようなものを描き、その上に半球を描きました。『このまま「オーム」が人間の心に入っていきます!ほら、私は花柱とその上に弧を描き、四方に土台を築きあげました。人の足や手で立てた大聖堂の中で私の植えた花柱が栄えている時、創造者は私の道に従いなさい。』」

 

「人間の手で」や「人間の足で」という言葉には、人々の精神的向上の基本原則の1つが含まれていた。奇跡の影響を通してでは無く、毎日の働きによって自分の最も良い資質、気持ちや思考を表しながら、人々は崇高な世界へ近づく事が出来る。

 

制作直後、この作品はシリーズの他の作品とともにニューヨークのニコライ・リョーリフ博物館に移された。

 

※オーム:聖音

 

 

 

 

 

ロシア語からの翻訳者:

オレクサンドル・チスチャコフ

翻訳補助:

加藤 はる花

2021-22

 

 

 

#リョーリフ #博物館 #リョーリフ博物館 #美術 #バーチャルツアー #文化 #ロシア #世界遺産 #多元世界 #アグニヨーガ #生きる倫理 #精神 #新世界 #光と影 #戦い #サシャ #LINEBLOG #LINEブログ