日本の仏教徒のためのロシアからの情報や紹介。HELP!!!

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この記事は世界中の仏教徒のみなさんへ宛てたロシアの卒塔婆についての紹介記事です。
 
 今モスクワに実在する数少ない卒都婆の中に、一番遺物を所有する「悟りの卒都婆」があり、その「三宝の卒都婆」という卒塔婆についての情報をお伝えしたいと思います。
(この卒塔婆は卒塔婆としてのみならず、仏塔としても使用されています。)
 

 それはロシアの首都で最初に建てられた卒都婆で、全ての仏教の規範に従い、大修道院長の主導のもと建設されました。


偉大な芸術家・学者・文化活動家だったニコライ・コンスタンティノヴィチ・リョーリフ(Николай Константинович Рерих)の、かの有名な中央アジア遠征後80周年を迎えるにあたり、その記念碑として建てられました。

 

ニコライ・リョーリフ - Wikipedia

 

その遠征は(リョーリフの人生と同じように)東と西、ヨーロッパとアジアを繋ぐ架け橋となったため、このニコライの活動を称えるためにこの地に卒塔婆を建設することが許されました。

 

この中央アジア遠征は、様々な宗教間で暗い過去とは決別し、争いが起こらないように、共に人間の内なる精神を高めるよう促す活動でした。その遠征中に描かれた数々の絵画の中では、仏教のみならず、キリスト教の世界も描かれています。


その絵の一部をご覧ください。

 

 

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ニコライ・リョーリフはインドにてこの世を去り、火葬されました。その際、ニコライはインドでは最高位のマハリシとして認められ、大修道院長はモスクワで最初の「悟りの卒都婆Stupa of the Enlightenment)」を、リョーリフ博物館の敷地内に建てることを決定しました。 その場所はクレムリン宮殿の近くにあります。

 
その博物館の展示品は文化財であり、今や世界規模の文化遺産となりました。その卒都婆は博物館が所有する文化財であると同時に、仏塔としてもロシアの法律によって認められました。

 

その卒都婆を作る際、お釈迦様と大迦葉様(仏教教団における釈迦の後継)の亡骸を含む、200もの神聖な遺物を使用しました。


この卒塔婆が含む亡骸のリスト(ロシア語ですので、必要に応じて翻訳します):

 

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このような理由で、この都婆はロシア最大の崇拝の対象となりました。


この卒塔婆は、Dudjom Tersar(ツジオムテルサル修道院)の、修道院長、Dudjom Trulmingpa Sange Pema Shet Rinpoche(ツジオム・ツルルミングパ・サンゲ・ペマ・シェツ リヌポチェ)が、祈りを捧げるために建てました。

 
僧侶であるPema Ranrig Dorje Rinpoche(ペマ・ランリグ・ドルジエ リヌポチェ)と彼のロシアの弟子がこの建設に協力しました。モスクワのチベット・ハウス(仏教組織の名称)と私的な寄付を行った人々がこのプロジェクトのスポンサーとなりました。

この卒塔婆が完成した際、この修道院へAtiyoga Troma(アチヨーガ・トロマ)仏教瞑想センターから祝福の手紙が届きました。

(この仏教瞑想センターは、ネパールのTsevang Janczub Gaitselling(ツェヴァング・ジャンクズブ・ツェリヌグ) 修道院に併設されています。)


手紙:

 
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手紙の翻訳:


Dudjom Lingpa(ツジオム・リングパ) 、

彼は、平和の旗が象徴する三つの世界の各勝利者を統一した。

Dakini Troma(ダキニ・トロマ)の唯一の女神の使いである。


仏教の教えは全て知恵に基づいたものであり、これは全ての限界を拡大しました。


その三つの最高の永遠や、悟りを元に、我々はこの卒塔婆を崇拝しています。

そして、その贄のもと、祈りを捧げています。


その悪魔を鎮める「悟りの卒塔婆」は、高さ11フィート幅7フィートあり、北部に位置する首都モスクワで誕生しました。仏様の大切な教えが、ここから広がるよう願っています。

この卒塔婆にあやかって、この世の中の病気や妄想、喧嘩や闘争などを鎮めていきたいと思っております。


全世界の人々が信仰とは関係なく、彼らの平和と幸せが長期に渡って続くよう、心から祈っております。

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そして2007年12月26日に

モスクワのツジオム・トロマ(Dudjom Troma)基金に属し、指導者、ナンクネ・ツォカン・ナグツウン・ランリグ リヌポチェ(Namkune Tsonkan Nagtsyun Ranrig Rinpoche)が率いる弟子たちは 

ー クンザン・デンチェン・ヴァンモ(クセニア)(Kunzan Dechen Vanmo(Xenia))、

ー ルスタム(Rustam)は  

願っています。:

 
stupa-mail-02.jpg手紙の翻訳:

 

ロシアの国が更に繁栄しますように。

卒塔婆の創建にあやかり、ここで仏様の教えを永遠に継承したい。

存在する全ての生き物がいち早く悟りの境地へと辿り着くために。

幸運と善を広めたい!

 

北の首都モスクワには、余慶や教えが生物のために多数存在する。

自然に教えを受け取り、千倍、更に多くの贄を仏様に捧げることができ、幸せを感じています。

未来の完全なる美しさや癒しは教えのために。

ツジオムリンポチェ(DudjomRinpoche)(贄)の宝である教典と共に続いていくよう願っています。

 

ツジオムテルサル(Dudjom Tersar)修道院

修道院長 ツジオム・サンゲ・ペマ・シェパ(Dudjom Sangye Pema Shepa)

2007年12月26日

 

 

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それにしても、2015年から辛い物語が始まりました。

 

ロシア連邦当局の支持を得た、ロシア正教会の一部の反発的な集団は、博物館とリョーリフの名前と繋がりを持つ全ての要素を不健全な物として考え、政府と共に破壊運動を始めました。


その”不健全な要素”とは、彼らによると、”様々な宗教は互いに尊敬しあっているということは建て前であり、本音では尊敬しておらず、自身が一番だと考えている点”でした。そのような間違った解釈を含んでいました。

 

したがって、卒都婆の機能も、存在さえも危険にさらされてしまいました。彼らの行いからその様子は明らかです。


ロシア国立東洋美術館は、リョーリフ博物館の展示物を彼らの所有物とみなし、卒都婆を彼らの間違った方法で”守り”始めました。

ロシア国立東洋美術館の指導者の提案により、モスクワ市長宛に”墓の撤去”を要求するための依頼書が送られました。その依頼書の中では、”三宝の卒都婆”ではなく、ただ”墓”と記載されていました。


カルムイクとトゥヴァの2つの仏教共和国の宗教指導者は、“三宝の卒都婆”を守るために、ロシアの大統領に対して卒塔婆保護の依頼を余儀なくされました。その依頼書では、卒都婆を仏教寺院の立場から守るようお願いしました。


”もし、お釈迦様の亡骸を含むこの卒都婆が消えてしまったら、ロシアの仏教徒の中でも、世界中の仏教徒の中でもそれは悲劇となり、一番の罪となります。”

と、その手紙に書かれていました。


ロシアの大統領は、モスクワの市長とロシアの文化大臣に対し、この卒都婆に触れさせないための指示を出しました。しかしながら、その指示に誰も従いませんでした。実際にこの指示は偽善的であった可能性が高いと思います。そして博物館員やモスクワの仏教徒を含む、全ての人々に対してこの場所は立入禁止となりましたが、その制限は守られず卒都婆の破壊が始まりました。この卒塔婆を守りたかったのは、博物館員と仏教徒だけだったからだと推測します。今も卒都婆は半壊のままです。

 

リョーリフ国際センター(国際リョーリフ中央博物館)とそのオーナー組織は、卒都婆の様子を心配し、2018年の4月にロシア国立東洋美術館の管理人へ手紙を送りました。

 

その手紙で、この卒都婆の修理を直ちに許可することを依頼し、その上、モスクワの仏教徒が一時的に使用するための許可を下すことを依頼しました。しかし、ロシア国立東洋美術館は返答せず、そのまま今まで立入禁止の状態が続いています。

 

そして2018年9月19日、リョーリフ国際センターへロシア国立東洋美術館の管理人から手紙が届きました。その手紙は、卒都婆を移動するという内容の提案でした。

 

その手紙は国民に公開され、非難が殺到しました。この騒ぎの後、ロシア国立東洋美術館の管理人は仏教のコミュニティーと面会し、冬がくる前に仏教のコミュニティーに対して修理のために卒塔婆へ立ち入る許可を出すという口約束をしました。その内容は、2018年9月21日にロシア国立東洋美術館の公式サイトにて開示されました。

 

この一連の流れを経て、ロシア国立東洋美術館の管理人もこの卒都婆を破壊したくないのだ、と仏教徒らは感じました。

 

しかし、仏教徒らがそう信じていたにも関わらず、その一週間後にはこの約束は破られました。卒塔婆への立ち入り禁止が続いたため、仏教徒らは抗議のために文化省へ向かいました。

 

管理人の人々は、この卒都婆はこのままでは春までには崩壊することが分かっていたので、そのやり方は、卒塔婆を破壊するための巧妙な手口だったと理解することができると思っています。最初の計画通りに。

 

実際には、まだ崩壊せずに残っています。:

 

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最近の卒塔婆の様子は、見えないように隠されています。

 
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カルムイク(Калмыкия,Kalmykia) 共和国のの最高のラマ、シャジンラマShadzhin Lama) テロ・ツルクリンポチェ(Telo Tulku Rinpoche)は、「三宝の卒塔婆」の状況についてコメントを出しました。

 

 以前から、「ロプヒンス屋敷」(Лопухиных, Lopuhinyh)の敷地内から仏塔を取り除こうとする試みはすでに始まっていました。

 

 カルムイク共和国の最高のラマ、テロ・ツルクリンポチェ(Telo Tulku Rinpoche)と、トゥヴァ(Тыва)共和国の最高のラマ、ロプサン・チャムザ(Lopsan Chamza)は、「三宝の卒塔婆」の保存を助けるために、ロシア連邦の大統領、プーチン大統領に公開書簡を送りました。

 

私たちの訴えは、カルムイク共和国の首相、アレクセイ・オルォヴ(Alexei Orlov)によって支持され、当時は私たちの願いを尊重して下さっていた様ですが、最近はこの卒塔婆と卒塔婆にある遺物を「ロプヒンス屋敷」(Лопухиных, Lopuhinyh)の敷地内から撤去したがっているようです。

 

※ロプヒンス屋敷(所在地):Malyy Znamenskiy Ln,⅗, Moskva, Russia

 

 最近のロシアの歴史で、沢山の教会やお寺なども無慈悲に破壊されました。私たちはよく覚えています。それらは20世紀に起こりました。今21世紀で、私の思想通り、精神力は復活しますから、宗教的な建築物も再建されます。戻ってきます。その精神の復活の時代に「三宝の卒塔婆」は立てられました。

 

私は卒塔婆の破壊や移動などを絶対に許さない。そもそもモスクワには、仏教徒のための神聖な場所が少な過ぎます。卒塔婆の破壊や移動は、仏教徒の想いを軽視していることを意味します。

 

間違いなく私的な感情ですが、卒塔婆を動かすことは絶対に許さない。最初に建てられた場所に残すべきです。卒塔婆は家具じゃありませんから、築く前にその敷地では、祝福の儀式や必要な儀式が仏教の掟に従って行われます。仏塔には多勢の人々がこの場所に来て祈りを捧げるため、神聖なエネルギーがその場所を清めました。そして特別な場所に、聖地になりました。

管理人は仏教徒の想いを尊敬すべきだ。

卒塔婆が移動されないよう願っています。

 

 

カルムイクシャジンラマ、テロ・ツルクリンポチェ(Telo Tulku Rinpoche)

 

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 そして、仏教のコミュニティと共感する他の宗教団体へもこの手紙は送られ、助けが求められました。このことは多くの人々の混乱を招き、動揺した人々はロシア連邦政府へも、世界中の仏教徒らへも、この問題が解決するよう祈りました。戦争の無い未来と、様々な人や宗教間の尊敬を実現し、地球上の全員が力を合わせれば、貴重な世界遺産や文化財を守ることができると思っています。我々が協力せずに、それを政治家や宗教狂のせいにする場合は、過去の黒闇は我々の未来にもなります。それは世界を終わりへと導き、地球自体を消滅させてしまうかもしれません。

 

 

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テロ・ツルクリンポチェによる手紙は2018年11月に公開されました。当時、その卒塔婆は冬を超えられるかどうか分かりませんでしたが、お釈迦様の力のおかげで、半壊状態ではありますがまだ消えていません。
 
今も、管理人達はその卒塔婆の存在を隠したいと思っていると推測します。卒塔婆を動かしたいのでしょう。この状態が続けば、卒塔婆は遺跡だけになってしまうと思います。
この記事にある通り、
管理人たちはスターリンの後継者として卒塔婆を消滅させたいと思っています。
 
からこそ、お祈りやこの記事の拡散をお願いします。祈りは大きな力になります。
この記事が拡散されれば、更に多くの人がこの問題を知ることが出来ます。
みなさんの祈りの力が発揮されるはず。
 
最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
お祈りかシェアに、感謝を
🙏🙏🙏
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