スヴャトスラフ・リョーリフ 『クルー渓谷の踊り子』

この作品はそのホールの作品です。
 
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スヴャトスラフ・リョーリフ 『クルー渓谷の踊り子』

 

 

1930年代

46,3 х 63,5 cm

キャンバス上のテンペラ画


 

 

 

絵画『クルー渓谷の踊り子』は、「ダッサー」という民族の祭りに関連している。

この祭りは踊りや儀式的な行列を伴っており、毎年9月から10月にかけてクルー渓谷で行われ、人々は近隣地域からやって来る。

踊り子たちは片方の肩に明るい帯を付けた祝祭用の白い衣装を身に着け、頭飾りをキジの羽や美しいビーズと花で飾り、輪になってリズミカルに踊り始める。

 

この肖像画では、若い踊り子の横顔を描いている。

黄、緑、青の色彩が背景を埋め尽くし、葉の隙間からは太陽のキラキラした光りが当たっているように感じられる。彼のゆったりとした服のひだにはかすかな影。頬骨の輪郭を描いた滑らかな線や、あごや唇、額や眉毛上部、そして鼻筋の上に描かれた光の点のおかげで、踊り子の顔は非常に感情的なものになっている。

 

この『クルー渓谷の踊り子』は、『神々が来る』(1930年代)や『ダッサー クル』(1944年)に近いテーマの作品と見なすことができるようだ。 

 


 

 

 

ロシア語からの翻訳者:

オレクサンドル・チスチャコフ

翻訳補助:

加藤 はる花

2021-22

 

 

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