ニコライ•リョーリフ『ヒマラヤの番人』

の作品はそのホールの作品です。

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『ヒマラヤの番人』
東洋の大旗」シリーズ

1925年

74,9 х 116,8 cm

キャンバス上のテンペラ画

 

 

ヒマラヤには「シャンバラ」という守られた国が存在するという伝説が中央アジアに広まっている。ニコライ・リョーリフは自身のエッセイ『眩いシャンバラ』の中で、あるラマとの会話を記録し、天上のシャンバラと地上のシャンバラの両方が存在するということについて語っている。

 

「ラマ、私達はシャンバラの偉大さを知っています。私達は知られざる場所の現実を知っています。  …貴方も私と同じように、地上のシャンバラが天上のシャンバラと繋がってることを知っています。 そして、その場所で2つの世界は融合しているのです。」

 

シャンバラへの国境は厳重に守られている。

そこは、共通の善の為に知識や叡智を全世界へと届けるマハートマーの居場所であるからである。

 

絵画『ヒマラヤの番人』はカシミール地方にて制作された。

氷で覆われた山の中、緑がかった青空を背景に長丈な御衣を着た4人の勇敢な人物の姿が描かれている。地上や天上のシャンバラの存在を裏付けるかのように、絵の構成は2つの層に分割されており、観賞者が眺める外側の面と、岩の隙間から見える遠くに隠れた「世界を見守るマハートマーの住処」の象徴としてそびえ立つ峰が描かれている内側の面とに分かれている。

 

その天辺は

「絶え間ない世界の見張りという役目を受け取った大師の居場所です。崇高な精神や不屈の勇気に溢れ、何時も人類を助けようとする『光のしもべ』は高次のエネルギーの流れに力を合わせ、地球の均衡を保つために世界のプロセスを指揮しています。」

 

 

 

ロシア語からの翻訳者:

オレクサンドル・チスチャコフ

翻訳補助:

加藤 はる花

2021-22

 

 

 

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