ニコライ•リョーリフ。 『祈り』 ジャンヌ・ダルク三連祭壇画 右部
この作品はそのホールの作品です。
1931年
124,1 х 80,4 cm
キャンバス上のテンペラ画
三連祭壇画の右側『祈り』では、フランスを解放した人物が鎧を身につけ剣を持つ伝統的な姿が描かれている。膝まずいたジャンヌが託された使命を果たすために、完全に自己否定をする様子である。
ニコライ・リョーリフは、人間の存在の最も重要な側面の一つを強調するためにこの筋立てを作品のテーマに選び、その中で偉業を成し遂げるために行った高次元との繋がりや、自分の責任に対する深い認識、そしてこの偉業を成し遂げることができた「導きの手」へのジャンヌの信頼を強調した。
この三連祭壇画の右側に描かれた城は、おそらく集合的なイメージだが、いくつかの要素が皇太子シャルルとジャンヌ・ダルクの出会いの場となったロシュ城を思い出させる。
城の麓には軍の陣地や掲げられた旗、そして赤、青、黄色の盾を持った騎士の列が描かれている。
右側前景には、青と黄色の旗と黒と黄色の盾を持つ赤服の騎士が立ち、背景の高い青空は東雲の空になっていく。
ロシア語からの翻訳者:
オレクサンドル・チスチャコフ
翻訳補助:
加藤 はる花
2021-22年
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